Too fool camper!

自分だけのキャンプステッカーの作り方!

最近、キャンプ界隈で自分のステッカーを作って配ったり交換したりするのが流行っているようです。という私もつい最近キャンプステッカー(以降はキャンステ)を作って配ったり交換したりしてます。

今回はラベル会社で働いていた経歴のある私がキャンステの作り方を説明できればと思います。まず、キャンステの作り方は大きく分けて3つあります。

  1. 業者に全てお願いする。
  2. デザインだけ自分でつくり印刷だけ業者にお願いする。
  3. DIYで全て自分でつくる。

1.業者に全てお願いする。

ステッカーが出来るまでの流れ
①業者を選定する。
②担当者にデザインイメージ・使用用途を伝える。
③出来上がったデザインをイメージとすり合わせる(校正する)。
④デザインの決定(校了)。
⑤印刷したものが届く。

こちらの場合は自分が作りたいデザインのイメージを口頭もしくはラフスケッチでシール会社や印刷会社に伝えてプロにデザインを作ってもらいます。デザインが完成するまで何度か営業またはデザイナーとやりとりをして納得がいくようなものに完成させます。素材も使用用途に応じた最適なものを選んでくれるため安心かつ満足できる仕上がりになると思います。しかし金額が高くなるというデメリットもあります。
また自分でデザイナーと印刷会社を見つけて依頼するという方法もあります。デザイナーはcoconalaで探すと見つけやすいかと思います(Twitterなどでイラストレーターの方にDMを送って依頼するという方法もありますがそれなりに謝礼が発生することをお忘れずに)。印刷会社についてはあとで説明します。どちらにしても最低でも15,000円(100枚作成として)はかかると想定してください。

2.デザインだけ自分でつくり印刷だけ業者にお願いする。

ステッカーが出来るまでの流れ
①デザインを作成する。
②印刷会社にステッカー作成を依頼、ステッカーの素材を決めてデータを入稿する。
③印刷したものが届く。

デザインソフトを使い自分でステッカーをデザインします。私はPCで作りましたが最近ではスマホでも簡単に画像に文字などをレイアウトできるみたいなので良い時代になりましたね〜
ちなみにプロ・アマ問わずデザインをする人が必ず使うソフトがあります。それは
AdobePhotoshop(画像加工ソフト)とIllustrator(レイアウトソフト)です。こちらを使えば写真加工やレイアウトをかなり自由にすることができます。ただ、有料(月額or年払い)なのでちょっと導入するのに勇気がいりそうですね。似たようなレイアウトソフトで「Inkscape」というものがあります。こちらは無料なので気軽に使用することができるかと思います。使い方は検索すると詳しく知ることができるかと思いますのでココでは触れません。
デザインが完成したら印刷会社を決めて発注します。私は知り合いの印刷会社の方にお願いしましたが、今は印刷会社の通販でも割安に作れるみたいです。いずれにしても印刷会社が指定する書式と拡張子(.ai、.eps、.jpgなど)でデータを入稿(送信)する必要があるので確認をしてください。
次に素材選びです。キャンステということで屋外に貼ること、またクラーボックスなどの曲面に貼ることが想定されるので、フィルム素材(白塩ビ)強粘着(粘着力の強いもの)が適当だと思います。ただ車のボディーに貼ったりする場合は貼り付け面が痛んでしまうため、貼り直したり剥がすことできる貼ってはがせるタイプ(強粘再剥離)の素材を選ぶこともあります。さらには印刷面の保護のためラミネートをするとより良いかと思います。私の場合は、白塩ビ強粘+ラミネート(ツヤあり)にしました。
素材を選定したらデータの入稿です。指定の形式で保存したデータをメールなどで送信します。
この際、レイアウトソフトで文字入力をした方は文字を必ずアウトライン化したものを送付してください。アウトライン化しないと書体(フォント)を読み込めず正しいデザインで印刷できなくなります。入稿が済んだらステッカーの仕上がりを待つだけです。
自分でデザインするメリットとしては今後デザインの変更があったときに簡単に修正ができること、デザインすることを学ぶことができること、完全委託よりも安く出来ることがあります。ただ、デザインのセンスはその方次第になります…
費用は5,000〜12,000円程度で作れるかと思います。

3.DIYで全て自分でつくる。

ステッカーが出来るまでの流れ
①デザインを作成する。
②プリンターで印刷する。
③使用サイズにカットして完成。

デザインについては前述した2項のようにソフトやアプリを使って作成します。
デザインができたら市販のステッカー用紙で印刷をします。ステッカー用紙も2項と同じようにフィルム素材キレイに貼ってはがせるタイプをおすすめします。メーカーによってはクラウドのデザインソフトがついているものもあるみたいなので便利ですね!価格はA4で5シート保護フィルム付で1,000円強で購入出来るみたいです。手軽に作れるという点が最大のメリットかと思います。ただ、インクが耐候性のものでは無いので経年による色アセがしやすいこと、カットを手作業でやらなくてはいけないことがあり、屋外用途や100枚単位での作成には適さない方法かと思います。

デザインをするポイント

まずは、サイズです。あくまでも個人的な意見ですが直径7cm程度(円形の場合)のものが良いかと思います。あまり大きすぎるものだと貼る際に場所を選んでしまいます。また小さいと離れた場所から何のステッカーかわからなくなるためせっかく貼ったのに残念な結果となってしまいます。他のステッカーと見比べたとき違和感の無いサイズ感で作成することをおすすめします。
次にデザインの内容です。キャンステのデザインは自分を象徴するトレードマーク的な役割になると私は思っています。なのでパッと見たときに自分だとわかるようなものや自分がメッセージとして伝えたいようなものをレイアウトすることをオススメします。また、個人利用が目的といえど企業のロゴやクリエイターが作ったキャラクターを勝手に利用することは著作権に違反してしまうのでやめましょう。あとサイズのことと重複しますがあまり細かいデザインだと遠目で見たときに何が描いてあるかわからなくなってしまうため、なるべく分かり易く認識しやすいようなデザインにした方が貼ったときにシックリくるかと思います。

データの入稿について

これは印刷を印刷会社に依頼する場合ですが、入稿するデータには印刷トンボカットトンボを入れる様にしましょう。印刷トンボとは印刷するときに使う目安です。カットトンボとはステッカーをカット(切り抜く)ときの目安です。また全面を塗りつぶすようなデザインは塗り足しというものが必要になるので、それぞれ忘れずに入稿データに反映させてください。
※用語については直ぐに見つかるので検索してください。

入稿時のレイアウト

ステッカーの材質について

ステッカーの材質は使用用途に合ったものを選択するようにしてください。今回は屋外利用でキャンプギアや車の車体に貼り付けることを目的とするため、耐候性に優れ貼った箇所を傷つけない(糊残りの少ない)ものを選択すると良いかと思います。例えば普通の強粘タイプを車のボディーに貼った場合、剥がすときに塗装を痛める可能性があります。なので配布や交換をするキャンステではその点を十分に配慮することが必要かと思います。
私が使っている材質は白塩ビ強粘再剥離というフィルム紙を使っています。白塩ビは白色の塩化ビニール製のフィルムのことで、伸縮性があり、ある程度の曲面であれば貼りやすい特性を持っています。粘着質は強粘再剥離タイプで、ある程度の接着能力がありますが剥がすときには貼り付け面を傷つけない特性があります。強粘着の方が金額的には割安になりますが使用する側の立場になってステッカーの材質を選ぶことがとっても大切なことだと思います。

まとめ

こちらに記載した以外にも手書きでワンオフのステッカーを作ったり、デザインだけアップロードして販売するSUZURIを利用するやり方もあります。私自身、当初資金があまり無かったのでSUZURIで販売をしていました(あまり売れないけどw)。キャンステ作りはちょっとした名刺代わりにもなります。それぞれに合ったやり方で楽しみながらデザイン・作成をしてもらえたらと思います。

ステッカー関係の紹介


株式会社グラフィック
ここめっちゃ安いと思います。納期もかなり早くてビックリ!!
ただ、私自身が発注したことが無いので品質は不明です。

A-one 手作りステッカー はがせるタイプ 28874タイプ 5セットパック
こちらは手作り用のステッカー用紙です。材質はポリなので塩ビよりもちょっとコシが強い(硬め)感じになります。ラミネートが付属しているタイプなので印刷面の傷つきを防止してくれるので良さげかな?と思います。

追記.1 ステッカーをDIYしてみた

扇風機をスッテカーカスタムしたかったので市販のラベル用紙を使ってステッカーをDIYしてみました。
今回使用したのはELECOMのEDT-STSWです。

作って見た感想としては、そこそこ良いんじゃないかと思います。ただ手作業でラミネートするのでエアーが少し気になりますね。あとステッカー自体が結構な厚みになってしまいます。
印刷屋さん程のクウォリティではありませんが小ロットで作りたい方でカットする手間を気にしない方はおすすめかと思います。

追記.2 株式会社グラフィックさんでステッカーを作ってみた

自宅のプリンターを使ってDIYしたステッカーが変色してしまったのでオンデマンド印刷をされているグラフィックさんへネットで作成依頼をしてみました。
グラフィックさんは25㎠以内であれば100枚3,400円という破格でステッカーを作れます。
データ入稿をして色々とやりとりをして約1週間で届きました!
今回発注したのは白塩ビ強粘再剥離+マットラミネートでした。
仕上がりはいい感じ!裏が銀色なので色物に貼っても透けることも無いですね!!
若干ステッカーの薄さは気になったけれどもなかな満足いく仕上がりでした^^b

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