Too fool camper!

マフラー磨きと再塗装をしてみた

十数年間サビサビのまま放置していたマフラーを磨いて再塗装してみました。
今回チャレンジしたのは、サンポールを使ってのサビ落とし、サンエス・Kを使ってカーボン除去、そしてサビキラーPROを使って黒サビ(皮膜)に転化する加工をしました。思った以上に上手にできた気がします。
私のバイクにつけているマフラーは

BratStyle DUAL MEGAPHONE MUFFLER

材質:スチール製(ステンレスメッキ加工)
このマフラーをスタイルに合わせて耐熱ペイントで黒に塗装していましたが、前回の塗装したときはサビ取りが不十分だったので、塗装の下からサビが浮き出てしまっていました。

十数年のサビ

こんなヒドイ状態でしたので、意を決してサビ取りと再塗装をすることにしました!

作業工程

  1. 剥離剤で塗装を落とす
  2. サンポールでサビ落とし
  3. サンエス・Kでカーボン除去
  4. サビキラーPROで黒サビ転化
  5. 耐熱塗装

用意するもの

1.剥離剤で塗装を落とす

まずは以前塗ってあった塗装を剥がします。
刷毛に剥離剤をつけ、マフラー全体に満遍なく塗っていきます。
塗り終わったら30分程度待つのですがラップを巻くと剥離剤の乾燥を防げます。
※作業時は剥離剤が刺激物なので必ずゴム手袋をしましょう。
30分後ラップを外し、スクレーパーで塗装をこそぎ落としていきます。
落ちにくいところはもう一度剥離剤を塗ると塗装が柔らかくなります。
細かい部分は粗めの紙やすりでキレイに落としましょう。

2.サンポールでサビ落とし

サンポールが赤サビ落としに効果があるということなので、サンポールを使ってサビ落としをしてみました。
マフラーが浸かる容器にマフラーを入れ水を入れながらサンポールを入れていきます。希釈濃度は目分量で行いました。サンポール溶液にマフラーが浸かったら一晩浸け置きします。すると、サビ部分が浮き出てくるのでその部分を溶液に浸けたままワイヤーブラシで磨いていきます。ある程度磨いたら、また新しいサンポール溶液に浸けましょう。するとまたサビ部分が浮き出ます。この作業を赤サビ部分が浮き出なくなるまで繰り返し行います。ちなみに私はこの作業6回をしました。
最後に、アルカリ性のマジックリンをかけて中和をさせます。
※中和をしないと直ぐにサビが発生してしまいます。
※ゴム手袋をして作業することをおすすめします。

3.サンエス・Kでカーボン除去

長年溜まったカーボンをサンエス・Kで除去します。
エンジン部品などに使われる洗浄剤で使い方は簡単、マフラーにサンエス・Kを入れて熱いお湯を注ぎ一晩寝かせるだけ。
私のマフラーはエキパイとマフラー部分が一体構造なので、エキパイ側をラップで蓋をします。この時ラップは3重で最後に横方向から巻き、輪ゴムで止めると液漏れし難くなります。マフラーエンド側から熱いお湯を注ぎ、立てたまま一晩待ちます。一晩経ったら蓋を外して中の液体を出します。このとき溜まったカーボンが出てきますが、配管ブラシで内部をこすり洗いした方がよりキレイに落とせます。ブラシで磨いたらマフラーエンド側から水を入れてで洗い流しましょう。
この一連の作業を水が透明になるまで繰り返し行います。
私の場合は3回行いました。

4.サビキラーPROで黒サビ転化

赤サビを酸化皮膜の黒サビに転化させサビの進行を止めることができるというサビキラーPROを使い、防錆加工をしました。作業は簡単、錆びていた部分に筆でサビキラーPROを塗るだけ。黒サビに転化がされると、転化された部分が黒く変色します。
※水性塗料なので手についても直ぐ落とせるので安心して塗ることができます。

5.耐熱塗装

仕上げに耐熱ペイント(スプレー)で塗装していきます。
塗装前に缶をお湯で温めておくと噴射圧が一定になるので作業がし易くなります。
薄く全体にムラなく吹き付けるため、ある程度距離をとってスプレーするとキレイにできます。近くで一点に吹き付けると最悪液ダレしてしまうことがありますので注意してください。乾燥には約1時間かかり、ある程度の塗厚になるまで何回かに分けて吹き付けます。
完全乾燥には熱を加えなくてはいけないので、マフラー装着後1時間程度走行をしました。
※完全乾燥前の塗面は柔らかいのでマフラー装着の際は傷をつけないように細心の注意をして作業に当たりましょう。

作業完了

ということで、サビサビだったマフラーがだいぶキレイになりました!
今回はカーボンも除去したのでマフラーのフケもかなり良くなりました。作業は結構大変でしたが、キレイで快適なバイクに乗れるのは嬉しいことですね。みなさんも機会があれば是非チャレンジしてみてください。

YouTube動画

作業をYouTube動画にまとめてみました。

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2件のコメント

    1. サビキラープロは熱で剥がれることはありませんでしたがエンジンに近いところの耐熱塗料が剥がれてきてしまいました。今のところサビは止まっている気がします。

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