あと、ナチュラルミルクペイントで塗装までしちゃいました!
ナイフなんて今まで研いだこともない私が、紙をスパスパ切れるくらいにナイフを研いじゃいます!
そして、さらに今回は柄(ハンドル)のオイル処理とカスタムペイントまでやっちゃいました!
OPINELのナイフとは
1890年創業のフランスにあるナイフの老舗メーカーです。
木製のハンドルとカーボンスチールやステンレスの刃を使ったシンプルなデザインで価格も割と安く手に入るのが特徴です。
買ったばかりのOPINELをなぜ加工するのか?
それは、出荷されたばかりのオピネルのナイフは刃つけがしていなく、本来の切れ味ではないからです。また、柄の部分は水に濡れると膨張して刃が動かなくなる欠点があります。なので、刃つけと柄のオイル処理は必要はです。
作業工程
1.OPINELの刃つけ
用意するもの
- 砥石(荒目#800程度と仕上げ用#8000程度)
おすすめの砥石
キング砥石
トイシの王様
この砥石は荒目#800と仕上げ用#6000が1面ずつ付いているタイプの砥石です。価格も2,500円程度と安価でナイフ磨ぎ入門にはおすすめの砥石です。
手順
- 作業前に砥石を3分間水に浸します。
- 充分に砥石が水を吸ったら、荒目の#800を表にして砥石を置きます。
- 刃の部分が奥へ向くようにして右手でハンドルを握り、左手の人差し指、中指、薬指の3本の指で刃を抑え、前後にナイフを動かし研いでいきます。
刃の角度は私の場合は、もともと付いている角度に合わせました。
※前後に動かすときに刃の角度が変わらないように注意しましょう。
※人によっては刃と砥石の間に10円玉を挟んで角度を調整する方もいるそうです。 - しばらくすると、研いでいない面側にカエリができるので、刃全体にカエリができるまで研ぎましょう。
※カエリは指で軽く撫でると感覚でわかります。(指が切れないようにナイフの中央から刃の方へ向けて指で撫でます) - カエリが刃全体にできたら、反対側も研いでいきます。
今度は刃が手前に向くようにして持ち、同じようにカエリができるまで研いでいきます。 - カエリが刃全体にできたら、仕上げ用#6,000の面にひっくり返し、荒目のときと同様の手順で研いでいきます。
- 刃全体にカエリができたら、刃を手前にして反対側を研いでいきます。
このとき、カエリはつくらないように研いでいきます。カエリができてしまうと切れない刃になってしまいます。カエリが消えたら刃つけの完了です。
※刃を自分の方へ向けて見て、線が見えるとまだキレイに研げていないということになります。(このあたりは感覚なんです・・・)
2.OPINELの分解
用意するもの
手順
- ラジオペンチorプライヤーの先端をカバーの隙間に入れて広げながら上に持ち上げるようにカバーを外す。
- カバーを外すと刃とハンドルを固定しているピンが出てくるので、そのピンを外します。ピンはハンドルにOPINELと書いていない側を棒ヤスリで削り外し易くさせます。(画像②はOPINELと書いてある側)
ヤスリで凸部分を削ったら(画像④)、削った側にマイナスドライバーを当て上からハンマーで叩いてピンを押し出します(画像⑤)。このとき下にペンチを穴の空いた部分を上にして敷くと台になります。(ペンチとオピネルの間に当て布をした方が傷が付きにくくなります)
※結構な力で叩かないとピンは抜けません。 - ピンの頭が少し抜けたら、ペンチでピンを引っこ抜きます(画像⑥)。
- ハンドルが濡れた際に木が膨張してナイフが動き難くなるのを防ぐため、紙やすりでハンドルを削ります(画像⑦⑧)
※このあと、オイル処理とペイントをするため結構動きに遊びがでるくらい削りました。 - 何回か仮組みをしながら調整をします。刃が軽く動くようになればOK!
3.OPINELをカスタムペイント
用意するもの
- ナチュラルミルクペイント(ダイソー)
- 筆(ダイソー)
手順
- ハンドル全体に軽くヤスリをかける。
- 塗る前に塗料を充分に振っておく。
- 筆に塗料を適量とり、塗っていく。
- 2〜3時間乾燥させて終了。
※塗料は水で薄めずに原液で塗った方がキレイに塗れます。
4.ハンドルのオイル処理
用意するもの
- アマニ油
※乾性油が好ましい(他、えごま油、くるみ油など) - ジップロック
- キッチンペーパー
手順
- ジップロックの中にオピネルのハンドルを入れる。
- アマニ油をオピネルが浸るまで入れる。
- 24時間漬け込む(オイルを浸透させる)。
- ジップロックからハンドルを取り出し、余分な油をキッチンペーパーで拭き取り、さらに24時間乾燥させる。
5.ニス仕上げ
用意するもの
- 水性ニス(ダイソー)
- 筆(ペイントで使ったもので可)
手順
- ニスを筆で塗る。
- 半日乾燥させる。
オリジナルOPINELの完成
組み立てれば完成です!
文章を見るのが面倒な方へ
簡単に動画にまとめてみました。
研いだ刃の切れ味も収録されていますw
まとめ
今回は、オピネルナイフの刃つけ、分解、カスタムペイント、オイル処理、ニス仕上げとやってきましたが、いかがだったでしょうか?
ペイントとニス仕上げは別としてもナイフ研ぎやオイル処理も意外と簡単にやることが出来ました!
オピネルナイフもそんなに高価なものではないので、安心してカスタマイズ出来るのもオピネルの良いところですね!
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