シェードとはランプの傘のことで、光の向きを調整するときに使用します。最近ではBarebonesなどのLEDランタンのオプションで販売されているのをよく目にします。ただ、オイルランタン用のシェードとなると耐熱性やランタンの形状からオプションで取り付けるようなものが販売されていないのが実情です。ということで無いのなら自分で作ってしまえ!ということでDIETZ 78用のランタンシェードをDIYしてみることにしました。
※FEUERHAND276も使うことができました!!
今回、参考にした投稿
製作にあたっては、Twitterで繋がっている横好きキャンパーさんから材料などを詳しく教えていただきました!
準備するもの
- 光/0.27mm厚トタン板(HT249)
- バネホックセット(ポンチ・打ち具・ 打ち台付き)
※バネホックは真鍮製15mmを使用しました。 - 金切鋏(かなきりばさみ)
- ハンマー
- マイナスドライバー
- 金属ヤスリ
- 紙ヤスリ
- シール用紙(A4)
- 油性マジック
作業工程
1.型紙づくり
5f195c8bd288b7d84961d35076f62c61PDFをダウンロード
※DIETZ 78用のデータです。
※FEUERHAND276も使えることがわかりました。
手順
- 型紙のPDFファイルをダウンロードして等倍でシール用紙に印刷する。
※A3対応プリンターで無い場合はA4用紙2枚に分ける。
※シール用紙が無い場合は「はってはがせる糊」でもOK。 - 2枚のうち1枚をカットトンボ(十字のトンボ)でカットする(私はA4出力だったので)。
※もう1枚は1cm程度重なる部分を残して大まかにカットしましょう。
※A3でプリントした場合は余分なところを大まかにカットする。
2.トタン板を切り抜く
手順
- トタン板に重なり部分がある方の型紙を貼っていく。
※トタン板にある程度の余白をつくるように貼りましょう。
※気泡やシワの無いように貼りましょう。 - もう1枚の型紙を既に貼ってある型紙のカットトンボ(十字トンボ)に合わせて貼っていく。
- 金切鋏(かなきりばさみ)で四角くおおまかにカットする。
※青色の切り取りラインから1cm以上は離れた位置でカットする。
※必ず手袋をして作業しましょう。 - 周りの曲線部分を青色のカットラインに沿ってカットする。
※反時計回り(右利きの場合)にカットしていくと切りやすいです。
※ハサミを動かすというよりもトタン板を時計回りに回転させながら切るというイメージです。 - 直線部分をカットする。
- 内側の円をカットする。
※2と同様な感じ。 - チャンバー部分をカットする。
・直線部分(赤色の折り返しライン)をカットする。
・マイナスドライバーを使いハンマーで叩いて曲線部分をカットする。
3.切り口を折り曲げる
手順
- まず直線部分だけペンチを使って赤色の折り返しラインで内側へトタンを折り曲げる。
※折り曲げたところの型紙は剥がしてめくっておきましょう。 - 折り曲げた箇所を上からハンマーで叩き金属同士を完全に密着させる。
- 外側の曲線部分を折り曲げる。
※何度か違う箇所を折り曲げて綺麗な曲線にする。 - 2と同じ
- 内側の円は金切鋏で切り込みを入れてから折り曲げる。
- 折り曲げた箇所を上からハンマーで叩き金属同士を完全に密着させる。
※チャンバー部分を除く全てを折り曲げたら型紙を剥がして取り除く。 - 折り曲げた箇所全体を再度ハンマーで叩いて馴染ませる。
4.バネホックの取り付け
手順
- シェードをランタンに取り付けて、開き具合い調整しながらマジックで位置を決める。
⑴1ヶ所目は深めに重ね合わせ左右のチャンバー部分が直線になるようにする。
⑵2ヶ所目は浅めに重ね合わせ位置を決める。
※このとき、なるべくチャンバーの部分に干渉しないように開き具合を調整する。 - 深めの位置からバネホック①(オス凸)を取り付け為の穴をポンチであける。
※縦方向の位置は外側から15mm程度が良いかと思います。
※穴が小さい場合はプラスドライバーなどを使って削ると穴が広がります。 - バネホック①(オス凸)を打ち具を使って取り付ける。
- バネホック①(メス凹)を取り付ける為、印を付ける。
※⑴でつけた線まで重ね合わせ(右側が上)位置を調整し、上から押し付けるとトタンにオス凸の跡が残るのでそれが穴をあける目印になります。 - バネホック①(メス凹)を取り付け為の穴をポンチであける。
※裏側からポンチを当てると目印が見えやすいです。 - バネホック②(オス凸)を取り付ける位置をマジックで印をつける。
※⑵でつけた線まで右にスライドさせ5であけた穴を使いマジックで目印をつける。 - バネホック②(オス凸)を取り付け為の穴をポンチであける。
- バネホック②(オス凸)を打ち具を使って取り付ける。
- バネホック①(メス凹)を打ち具を使って取り付ける。
- バネホック①を留めて形状を調整しながらバネホック②(メス凹)の取り付け位置を決める。
※4と同じように重なり部分を押し付けて目印をつける。 - バネホック②(メス凹)を取り付け為の穴をポンチであける。
※裏側からポンチを当てると目印が見えやすいです。 - バネホック②(メス凹)を打ち具を使って取り付ける。
5.バリ取りと仕上げ
手順
- マジックで書いた印を薄め液や除光液を使って全て消す。
- 切り口が露出しているチャンバー部分を金属ヤスリと紙ヤスリをつかって削る。
- 紙やすりで表面を削り、全体的にマット感じに仕上げる。
※必要に応じて裏側を研磨剤などで磨くとより明るさが増します。
ランタンシェードが完成
DIETZ78用のランタンシェードが完成しました😁✨
— Too fool camper!@寒いの苦手 (@toofoolcamper) June 23, 2020
意外と上手く出来たかも⁉️
留めるボタンの位置で灯りの範囲を調整できる優れものw
アイディアは横好キャンパー@yokozukicamp さんからです😃
来月のキャンプが今から楽しみだ😊 pic.twitter.com/sGo54dPJ3b
FEUERHAND276にも使えたよ!
DIETZ78用に作ったランタンシェード。
— Too fool camper!@山林が欲しい (@toofoolcamper) June 10, 2022
FEUERHAND276にも使えたw
大きさほぼ同じなのは知ってたけどシェードが流用できるとは😲 pic.twitter.com/msdDAC45dN
点灯実験
YouTube動画
まとめ
初めての金属加工で型紙づくりから始めたのでメチャ大変でした)>o<(
でも、型紙はPDFにしたのでみなさんはその分は楽できますw
まだキャンプでは使っていませんが、点灯実験ではランタンの下が結構明るくなっていました。シェードを取り付けることでハリケーンランタンの雰囲気がガラリと変わるのでその変化を楽しむのも良さそうですね!
【ご協力のお願い】
Too fool camper!はみなさまからのご協力により、より良いブログ記事や動画配信をすることができます。お買い物の際は下記のバナーからご利用して頂くと、アソシエイトプログラムによりお買い上げ金額の数%がToo fool camper!に届きます。
ご協力の程をよろしくお願いいたします。
コメントを残す